古い書付が出てきた。1976年8月
後は下り坂と思いきや
14、盛岡駅スタンプ
青森から秋田、岩手へ抜けての
自転車輪行記録。26歳の時か!
文字に起こしてみた。
1、上野駅スタンプ
My Birthday 1976.8.14(土)
急行八甲田52号 上野19:24発
2、青森駅スタンプ
定刻6:42 青森着途中 郡山にて晩めし
心配された雨もなく一応薄陽の射す中を
一路十和田湖目指し出発8:20
3、青森駅スタンプ
雲谷スキー場ではハングライダーの滑空中
いささか疲れ気味の体に
あの空を飛ぶカイトのうらやましい事
果てなく感じられる上り坂を
酸ヶ湯までと思いながら
足は上がらず疲れはますますたまる。
陸奥から来た二人連れと前後しながら
酸ヶ湯着は11:20 硫黄温泉の匂いの酸ヶ湯
ここで昼食11:20
5、十和田湖奥入瀬スタンプ
後は下り坂と思いきや
地元の人に聞くと笠松峠までは
上りとの事 ア~ア 出発12.20
先発した二人連れ 霧がひどいとの
事で引き返してくる。が 俺は出発
案の定濃霧。防水加工の帽子
コートをびしょぬれにして
峠まで息もたえだえやっと笠松峠へ1:40
ここから焼山まで延々12㎞余りダウンヒル
霧に濡れるブレーキをだましだまし
ボーっと浮かぶ対向車のライトを
かわし下りは続く。
不思議とブレーキは快調になり
カーブもそつなくこなし
焼山のふもとに着13:15
これより奥入瀬川沿いに道は続くとの事
十五年の月日を費やした奥入瀬渓谷遊歩道
この道を横にアップダウンをくり返し
あと休屋まで10㎞余り、途中最後の難関
湖に張り出した御倉半島のネック
瞰湖台へ、着15:30十和田湖を下に見る瞰湖台から
ダウンヒルで一気に休屋へ。着16:00
予定通り。一先ずY・Hへ。
一休みの後休屋へ乙女の像など見学。
Y・Hではキャンプファイヤーをやっているが
とりあえず睡眠。20:30就寝 ア~疲れた。
ジャスト6:00に起きる。
今日も雨は降らねど曇り空。
目指すは発荷峠。
多少つらいが発荷峠着6:50
霧が出始めた発荷峠から快走
ダウンヒル26.5㎞は続くペダルこぎなし。
大快適! 十和田湖南着8:00
途中朝食はカップヌードル。
輪行を組み立て花輪線に乗り込む。
発9:52 大館着11:52
9、大館駅スタンプ
途中秋田停車20分
千秋2号急行 大館発12:06
秋田着13:49 同発14:10
大曲着14:54
再びサイクル、発15:20 いざ角館へ。
びしょ濡れ。 角館着16:00
旅館探し、夕朝食付き一泊3500ジャスト
風呂に入り食事をし、する事もなく
寝る。22:00就寝
翌17日6:00目覚め出発8:00
武家屋敷等見学。
角館から一路田沢湖へ。9:00
軽いアップの続くRout46
田沢湖着11:00
昼食後輪行を組み立て12:00より
15分で完成。田沢湖発12:23
意外に混む列車で盛岡着13:25
盛岡発19:08急行八甲田52号待ち。
市内へ。パブロ、久し振りの
コーヒーの美味しい事。
14、盛岡駅スタンプ
宮沢賢治作「注文の多い店」へ
不来方城等を見て席の心配を
しながら3番線ホームへ。
全走行距離約180㎞
山あり高原あり多難な道を乗り越え
あとは東京へ。
奥入瀬の思い出、霧の想い出、
将来再び来る事があるだろうか?
いい旅のしめくくりは東京着4:50
以上
26歳、東京に戻って直ぐの輪行だったな。
余り資金も多くない旅でフィルム写真も
少ない時代、その写真も散逸、
これと記憶だけが残っていた。
いやはや!
未だにバイク旅へと形は変わったが
二輪に乗っているとは(笑)
おやすみ~~
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